債務整理の概要

債務整理って?

債務整理とは、債務の返済に行き詰った時に何らかの方法で支払いを猶予してもらったり、一部もしくはすべてを免除してもらう事です。

このような書き方をすると、よく分からない人もいると思いますので、少しかみ砕いて説明します。

借り入れ金額が多くなったり、収入が減った場合に、返済できなくなります。
その場合に、もう一度収入が上がるまで、返済を待ってもらったり返済額を少なくしてもらいます。
又は借り入れの一部を放棄してもらい返済しなくてもいいようにしてもらうか、さらに厳しい場合は借入金の全部を放棄してもらい、返さなくても再出発させてもらう事をいいます。

一般的に債務整理は「私的整理」と「法的整理」があり、任意で交渉して整理に応じてもらう事を私的整理といい、裁判所に申し立てるなど司法機関を使い整理をする場合を法的整理と言います。

主に個人の債務整理で、多く利用されているのが私的整理では「任意整理」となります。
また、法的整理では「個人再生」「自己破産」のどちらかを利用することになります。

債務整理は、どれが良くて、どれが悪いというものではありません。
自分の借り入れ状況と、収入、将来の見通しなどを、総合的に判断し、どの整理方法が最も適しているかを熟慮したうえ、決定しなければなりません。

近年、特にここ十年ほどで債務整理をする人は急激に増えており、アメリカのように、債務整理することも、債務者の権利でもあるといった考え方が少しづつ定着してきだしました。

債務整理についての勘違いですが、よく「自己破産は嫌だから債務整理できませんか?」などとおっしゃる方がいます。
債務整理は、借入金を整理する概念的なもので、その中に「任意整理」「個人再生」「自己破産」などが、それぞれあるのです。

それぞれの整理方法については、解説ページにて詳細を説明します。

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